バイリンガル英語スクール
ベック・イングリッシュスクール

ネイティブ英語とは、英語を母語とする英語。
日本語に訳さず英語のまま理解できる英語です。
おそらく多くの方は
「訳さないでどうしてわかるの?」
と、疑間を持たれるでしょう。
あなたの周りに英語が話せる人がいたら、
その人に
「英語をしゃべっているとき、訳していますか?」
と聞いてみてください。
「そういえば話しているときは訳していないね。」
という答えが返ってくるはずです。
もし、訳していたら話せません。
話しているとき、訳すゆとりはありません。
反射的に英語だけでやり取りしています。

ネイティブ英語で読み方も変わる

ネイティブ英語が身につくと
英文の読み方も変わります。
英語の流れに沿って読んでいるので、
訳して読むより速く読め、
内容も、より正確に把握できます。
ネイティブ英語を習得するのに才能はいりません。
学習法さえ間違っていなければ、
誰でも習得できます。
ベックで学習すると、
このネイティブ英語が習得できます。

ネイティブ英語の習得法は一つしかありません。
それは、ネイティブ教師が教える
日本語の説明がない英語だけのレッスンです。
外国語習得で一番重要なのは
ネイティブ発音の習得です。
意味は訳すことができますが
発音だけは日本語に置き換えられません。
発音習得なしに
外国語は話せるようにはなりません。
発音は、耳で聞き、口で真似て、
体得するしか方法はありません。
ですからベックのレッスンは
英語だけなのです。

ベックのレッスンでは、
初日から日本語の説明は一切ありません。
英語圏に住んだときと同じ環境で学習します。
当然、最初はネイティブ教師が話していることが
よく理解できません。
ところが、2ヶ月くらい経ったときに
不思議なことが起こります。
英語がことばとして耳に入ってきます。
その後、日々、
ピュアなネイティブ英語が蓄積されていきます。
訳さなくても理解できます!
ネイティブ英語が身につき始めたのです!

ヒトの脳は、人類の長い歴史の中で、
ことばは教わることなく環境から
理解する能力を獲得しました。
年齢が小さいときほどその能力は強大です。
ですから、赤ちゃんは教わることなく
ことばが話せるようになるのです。
ベックでは、誰にも備わっている
このことばの不思議な力を
レッスンに取り入れ利用しています。

小さいときから始める

小さいときから始める方が
無理なく確実にネイティブ英語が
話せるようになります。
もちろん年齢に関係なく努力次第で
ネイティブ英語を身につけることはできます。
しかし、年齢が上がるにつれ努力の量が
格段に必要になります。
結局、ネイティブ英語を身につけ
話せるようになる人はごくわずかです。

こどもはRとLの区別ができる

なぜ、ネイティブ英語を習得するのに
小さい子どもの方が有利なのでしょうか。
子どもの耳は成人と違って柔軟性があり、
どんな発音も聞き取る力が
備わっているからです。
たとえばRとLの区別は
日本人にとって鬼門ですが、
小さい子どもは最初から聞き分けられ
訓練の必要がありません。
ところが日本語の発音が
ガチガチに固まった大人の耳では
いくら訓練しても
RとLの区別は至難の業なのです。

ネイテイブ英語を習得するには
発音習得から始めることが重要です。
英語が聞き取れるようになれば
ネイティブ英語の80%が完成です。

聞き取れるということは
聞き取った英語をそのままそっくりに
声に出してリピートできるということです。
漠然と意味が分かったくらいでは、
まだ聞き取れていません。

リピート練習のひとつに
シャドーイングという学習法があります。
同時通訳者の訓練として有名です。
ベックでも実践しています。
これはネイティブ英語を聞くと同時に後追いして
その英語を真似していくというものです。
まるで影のようにくっついてリピートするので
シャドーイングという名前がついています。
ベックの生徒はこのシャドーイングを
短期間で習得します。

英語を一度聞いて
完璧にリピートができる力がつくと、
意味も自然と理解できるようになります。
実に脳の不思議な作用です。
子どもは真似が上手です。
だから短期間でネイティブ英語が
話せるようになるのです。
私たちは、ことばの意味を先に理解してから
話すのではありません。
発音、音声のマネが先にあって
意味は後からついてくるのです。
たとえば、赤ちゃんは最初から
バイバイの意味を理解して「バイバイ」
と言っているわけではありません。
おそらく最初は「バイバイ」と言うと
みんなが喜ぶので口に出しているだけです。
そのうちに状況と照らし合わせて
バイバイが別れの言葉だと理解し、
正しく使えるようになります。
赤ちゃんが言葉を覚えるときは
このように発音が先であることは、
お母さんたちはよく知っています。
実は外国語を学ぶときも
赤ちゃんが言葉を覚えるときと
同じことがおきています。
ネイティブ英語を身につけようと思ったら、
意味理解より発音の習得を優先すべきです。
ネイティブ英語が真似できるようになったとき、
なぜか意味も理解できるようになっています。

留学の意義は、意味理解でなく、発音習得です。
意外に、このことに気付いている方は
少ないようです。

成人が話せない理由

多くの成人は耳からの英語学習が難しく
テキストを見て英語をマスターしようとします。
残念ながらこのような学習では、
いつまでたっても話せるようにはならないでしょう。
英語が話せるようになるためには
テキストは必要ありません。
それどころか、むしろ害になります。
何より先に発音をマスターすることです。
赤ちゃんになったつもりで英語を聞き、
そして真似することが肝心です。
他は何も必要ありません。
発音習得の段階では辞書さえ必要ありません。

英語学習法のひとつに
フォニックスというものがあります。
多くの英語教室で採用されているので
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ベックでもかなり以前に実践していましたが、
今ではやっていません。

フォニックスでは、
英語スペルと発音の関係を学びます。
日本語でいえば漢字学習と似ています。
漢字を学ぶときには、
すでにこどもたちは漢字の意味を知っています。
つまりフォニックスを学ぶには、
意味を知っていなければなりませんが、
日本のフォニックス学習では、意味も分からず
発音の学習として導入されています。
英語はいろんな言語が
混じりあっているため
フォニックスの法則に従う英単語は
ごく少数しかありません。
そして生徒たちを観察して分かったことですが、
実は、彼らはフォニックスを利用して
英単語の読み書きをしていません。
結局、フォニックス学習は
有用性がないことがわかったのです。